うつ症状を治すためには、大きく分けて2段階あります。この記事では、聴きながらイメージすることで、どのように治していくかをお伝えします。
うつが治るまでの2段階とは
うつのクライエントの方に、
うつ病は、どれくらいで治りますか？
と聞かれることがたまにあります。
当然、人それぞれですが、
ほとんどの方が、２ステップで治ります。
ステップ１、
気持ちを落ち着け、
不安感を弱めていく段階
ステップ２、
認知、すなわちマインドセットを、変えることで、
ストレスを軽くし、
気持ちが落ち込まないように出来る段階
最初は、イメージ療法で心を落ち着け不安をなくす！
ステップ１は、
イメージ療法が効果的です。
例えば、
穏やかな自然環境を想像したり、
幸せだったことを思い出すなど、
心地よい感覚を呼び起こすなど、
誘導イメージのセラピーを聴きながら、
イメージすることで、
気分を高め、リラックスすることができます。
これは、悲しみや不安の症状を緩和するのに特に効果的です。
このようにすると、
１段階目は、割と簡単に治ります。
１～２週間で、気持ちが落ち着き、
不安感が解消する人も結構います。
具体的なイメージ療法
『聴くだけカウンセリング』では、
この最初のステップで、それぞれの方の症状にもよりますが、
以下のようなイメージ療法を処方します。
◆珊瑚礁にいる貝のイメージング (うつの治り方 童話仕立て)
◆パステルの森のもふもふの妖精たちとのイメージング
（うつへの対処の仕方 童話仕立て）
◆滝のイメージングにより心を癒す
◆朝陽のイメージングにより心を癒す
◆夕日のイメージングにより心を癒す
あと、モンシロチョウとか、気球とか、桜とか
多くの心を落ち着け穏やかにするイメージ療法があります。
ほとんどの方は、いくつかの落ち着けるイメージ療法を見つけることが出来ます。
このイメージ療法を効くことで、ほとんどの方が、
気持ちよさを感じることが出来たとおっしゃっています。
難しいことは考えなくていいです。
ただ、音声の誘導のとおりにイメージしてください。
イメージしても、
全然気持ちよくならないという人もいますが、
イメージの仕方を知り、
何度か繰り返しイメージしていると、
気持ちが落ち着き、不安感が弱まってきます。
最初は、なかなかイメージできないかもしれません。
自分なりのなんとなくのイメージでいいです。
ゆっくり呼吸をして、
ゆったりとした気持ちで聴くことが出来れば、
なんとなく、滝や、朝陽や、夕陽に、癒され、
少し、気持ちよくなってきます。
もし、少しでも気持ちよくなって来たのであれば、
もう大成功です。
時間のある時に、また、聞いてみてください。
最初の時よりも、もっと素敵なイメージを見られて、
さらに、気持ちが良くなって来ます。
セロトニンが自然に増えて幸福感が増す
これは、幸福ホルモンのセロトニンが、
自然に作られているということです。
セロトニンは、人の心を落ち着けるように、
自然に、人の身体で作られるのですが、
うつの人は、いろいろなストレスで、
セロトニンが普通より、少なくしかつくれなくなってしまっています。
だから、抗うつ剤は、セロトニンが少しでも増えるように、
しているのですが、
もし、あなたが、自然のイメージングで、
気持ちよさが得られたのであれば、
もっと自然にセロトニンが分泌されているということです。
そうすれば、自分の自然治癒力で、うつはどんどん治っていきます。
少し話が長くなりましたが、
問題は、ステップ２です。
ステップ１だけでは、抗うつ剤により、気持ちを安定させた程度の効果です。
もちろん、自然なイメージで、
薬を飲まなくていいのならこれに越したことはありませんが。。。
ただ、ステップ１だけでは、また、まわりの環境が変わったりすると、
うつ症状が再発する可能性があるということなのです。
2段階目は、認知（マインドセット）を変えること
ステップ２は、
認知を変えることで、ストレスを軽くし、
気持ちが落ち込まないように出来る段階
とお話していますが、
心理学で言うところの、認知とは、
否定的な考え方ということ、
さらに、今時の言い方で言えばマインドセットということです。
うつの原因のマインドセットは、７つありますが、
これを、
わかって、
弱めて、
消しちゃって、
さらに、
新しい
肯定的な考え方
肯定的なマインドセットに変えていく必要があります。
こちらの方は、
ふつう、そう簡単に、これは変わりません。
このあたりを、次の記事でご説明しようかと思います。
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