うつの原因とは
うつ病は、ストレスが原因とよくいわれます。
両親や、上司、友人とのいざこざなど、
ストレスが続くと、
気持ちが追い込まれていき、
どんどんつらくなり、
悲しくなり、やる気もなくなってきます。
そうすると、うつ気味になっていきます。
そして、そんな状態が続くとうつ病になります。
じゃあ、みんなが同じようにストレスを感じるのでしょうか？
ストレスの感じ方は、人それぞれです。
同じようなストレスが起こりそうな状態でも、
強いストレスを感じる人と、
それほどでもない人がいます。
例えば、コップに半分の水があるとします。
ある人は、「コップにまだ半分の水が残っている」
と、無意識に思います。
この人は、それほどのストレスを感じません。
また、ある人は、「コップにもう半分の水しか残っていない」
と、無意識に思います。
そして、かなりのストレスを感じます。
そうです。
ストレスを強く感じるか、
それほどでもなく感じるかは、
その人の無意識の感じ方によるのです。
無意識の感じ方 マインドセット
うつ病の人によくある無意識の感じ方（マインドセット）
例えば、
『 自責思考 』
これは、何か悪いことがあるとそれは自分のせいだと思い
自分を責めるマインドセットのことです。
このマインドセットを持つ人は、
コップに半分水が入っていると、
どうしよう、もう半分しか水がない
ちゃんと水を準備しておかない、自分のせいだ、
なんて自分は、バカなんだ、
そのせいで、コップには、半分しか水がない
と考えてしまい、それがストレスになり、
そんなようなことが続くとうつになってしまいます。
マインドセット（mindset）とは、
心理学の用語で、
人が持つそれぞれの
無意識の思考・行動パターン
固定観念や思い込み
物事を捉える時の思考の癖
を意味する言葉です。
この自分の心の中にあるマインドセットに気づき、
しっかりそれを理解し、
そのマインドセットを、弱めてあげると、
うつ症状は軽くなっていきます。
なぜって、
なにかあっても、
無意識に悪いほうに考えなくなり、
良いように考えるようになるからです。
うつの原因 ７つのマインドセット
このように、うつ病の原因となるマインドセットは、
多くのカウンセラーの総合的意見として、
以下の７つになります。
【１】悲観的予想
何の根拠もないのに、将来について、いつも悲観的な予想をしてしまう
【２】オールオアナッシング思考
１つダメな事があると、全てをダメだと思い込んでしまう
【３】結論への飛躍
何の根拠もないのに最悪の結論になると思い込んでしまう
【４】トンネル視野
物事や自分の否定的な細部を選び出して注目し、そのことばかり考えて、良い面に目がいかなくなる
【５】自責思考
何か良くないことがあると、自分が悪いと思い込んでしまう
【６】人へのねばならない思考
他人に対して、あるやり方でやらなければならないと思い込む
【７】自分へのねばならない思考
自分に対して、あるやり方でやらなければならないと思い込む
マインドセットを変えてうつを治す
心療内科医や、心理カウンセラーの方が、
カウンセリングの時に、
いろいろ患者さんに質問をしていきますよね
それは、患者さんのうつの原因となるマインドセット
を探し出し、
患者さんが、それに気づき、
それを治していけるように、
ちょっとしたアドバイスをしているんです。
『 聴くだけカウンセリング 』では、
心理カウンセリングをしている方の
文献や、書籍などを総合化し、
うつ症状の原因のマインドセットを体系化しています。
そして、事前に問診アンケートにより、
どのマインドセットが強いかをある程度把握し、
『初回診断とうつ症状の改善方法』で、
一番強いと思われるマインドセットを、特定し、
その診断をもとに、
そのマインドセットを理解し、
弱めるセラピーを提供しています。
このセラピーを聴くことで、
少しずつ、問診で特定したうつのマインドセットを
無意識から減らしていけるようになります。
そして、それが出来れば、
そのマインドセットにより強かったストレスが、
少しずつ弱まっていき、うつ症状は、改善に向かいます。
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