はじめに
このページでは、マイスパうつ改善セラピーを利用された方の改善事例をご紹介します。
医師として働くCさん(40代)は、原因不明の全身蕁麻疹、舌痛、睡眠障害に苦しみ、日常生活もままならない状態でした。
その原因は、「もう乗り越えた、忘れた」と思っていた過去の結婚生活でのトラウマ。夫からの暴言、人格否定、裏切り…心の奥に封印していた感情が、体の症状となって現れていたのです。
うつ重症度「重度」だったCさんが、音声セラピーで心の深い傷を癒し、たった2ヶ月で回復した事例です。
うつ改善セラピー開始前の状況
Cさんは医師として日々患者さんと向き合っていましたが、自身の心と体は悲鳴を上げていました。
Cさんに起こっていた身体症状:
- 原因不明の全身蕁麻疹
- 舌の痛み
- 体は寒いのに顔だけが熱く、入浴すらできない
- 夜は何度も目が覚め、疲れが取れない
- 集中力が続かず、日常生活にも支障
それでも、何とか仕事だけは続けている状態でした。
封印していた「過去のトラウマ」
最初、Cさんは「原因がわからない」と話していました。
しかし、カウンセリングを進める中で見えてきたのは、過去の結婚生活での深い傷でした。
夫からの連日の暴言、人格否定、乱暴な態度、裏切り…。毎日怒りを噛み締めながら耐え続けた末に、ついに倒れて救急搬送。
うまく喋れない、食べられない拒食状態になり、精神科を受診。「環境を変えないと治らない」と医師に告げられ、離婚を決意しました。
それから数年。「もう過去のこと」と心に蓋をして、仕事に打ち込んできたCさん。
でも、時折その頃の夢を見るほど、トラウマは心の奥深くに沈んでいたのです。
そしてその封印していた感情が、蕁麻疹や舌痛、睡眠障害といった身体症状となって現れていました。
開始前のうつ重症度診断QIDS(27点満点)の結果は、17点(重度)。
限界状態に近いまま何とか仕事だけを続けている状態だったようです。
実際のセラピーの流れ
ステップ1:ストーリーセラピーで心が解きほぐされる
まずは気持ちを落ち着けるために、いくつかのセラピーを処方しました。
その中の一つ、【珊瑚礁にいる貝の物語】というストーリーセラピーを聴いたとき——Cさんに大きな変化が起こりました。
「聴いた瞬間、なぜだか号泣してしまいました。いろんな過去の出来事が、頭の中で走馬灯のように回って…でも、心がとても癒されて、すっきりした気持ちになったんです」
気持ちが楽になるので、ウォーキング中やお風呂に入りながら、何度も何度も聴いたそうです。
そして驚くべきことに、このセラピーを聴き始めて数日で、全身に出ていた蕁麻疹がぴったり治ったのです。
ステップ2:メールカウンセリングで「全部吐き出す」
ただ、Cさんのうつ重症度は「重度の17点」。過去のトラウマも非常に重いものでした。
そこで、カウンセリングの頻度を増やし、より深く心の傷に向き合っていくことにしました。
「忘れたいことを話すのは、とても辛いんです。病院での対面カウンセリングでは、何も話せませんでした。でも、メールなら話しやすかった。一度、全部吐き出さなければ、乗り越えられないなと思いました。誰にも話したことのないことも、話すことができました」
封印していた怒り、悲しみ、悔しさ、無力感…。それらを受け止め、共感し、寄り添うことで、Cさんの心は少しずつ解きほぐされていきました。
ステップ3:ヒプノセラピーで心の奥の「パンドラの箱」を開ける
そして、いよいよ心の深いところを癒すヒプノセラピー(催眠療法)を処方しました。
行ったのは以下の3つのセラピーです。
①【過去のわたしを助けに行く旅 〜あなたはもう、ひとりじゃない〜】
過去の自分に会いに行き、「あなたは一人じゃない。今のわたしが、あなたを助けに来たよ」と伝えるセラピー。
②【過去のわたしを助けに行く旅 〜今度こそ、あなたを守る〜】
過去の自分を守れなかった後悔や罪悪感を癒し、「今度こそ、あなたを守る」と誓うセラピー。
③【怒りを超えて、自分らしさを取り戻す旅】
怒りや恨みといった感情を超えて、本来の自分らしさを取り戻すセラピー。
「怒りや恨み続けることに、自分でブレーキをかけていたんだと思います。でも、もうこれ以上何も出ないくらい、自分がバラバラになるくらい、一度吐き出し切ろうと思いました」
Cさんは、ここでは書ききれないような深い感情をすべて吐き出しました。
そして【怒りを超えて、自分らしさを取り戻す旅】のセラピーを聴くことで、少しずつ気持ちが落ち着き、「最終的には、とても穏やかな気持ちになれました」とのことでした。
改善の経過
【Cさんのうつスコアの変化】
- 初診時:17点(重度)
- 1ヶ月後:7点(軽度)
- 2ヶ月後:4点(正常範囲)
重度のうつが、たった2ヶ月で正常範囲に。治療終了となりました。
今回の事例のポイント
この方の改善事例から、うつを治すための3つのポイントが見えてきます。
- 封印した感情が身体症状として現れていた
「もう乗り越えた」「忘れた」と思っていた過去のトラウマが、蕁麻疹、舌痛、睡眠障害という形で体が悲鳴を上げていました。心を癒すことで、体の症状も自然と消えていったのです。 - メールカウンセリングだから「全部吐き出せた」
対面では話せなかったことが、メールなら自分のペースで言葉にできる。
顔を合わせずに済むからこそ、深い傷を開示できました。 - ヒプノセラピーで「パンドラの箱」を開けた
過去の自分に会いに行き、守り、感情を吐き出し切る。その過程で、本当の意味で過去から解放されました。 - 治療後もセラピーを聴き続けている
治療完了後も、【珊瑚礁にいる貝の物語】や【過去のわたしを助けに行く旅】を何度も聴いているそうです。
「自分が悔しくて、悲しくて、寂しかったことに気がつきました。勇気をもって、心の奥のパンドラの箱を開けたことで、心を緩めることができました」
過去のトラウマを乗り越えましょう
Cさんの事例が教えてくれるのは、「もう乗り越えた」と思っている過去のトラウマが、実は心の奥底で、今のあなたを苦しめているかもしれないということです。
封印した感情は、消えたわけではありません。原因不明の体調不良として、体が悲鳴を上げているのかもしれません。
でも、勇気を持って「心のパンドラの箱」を開け、感じ切り、吐き出し切ることで——心は、本当に癒されます。
あなたも、Cさんのように「心の奥の傷」を癒しませんか?
マインドインスパイアの「マイスパうつ改善セラピー」は、スマホで聴くだけで、心の深い傷を癒し、本来の自分を取り戻す音声セラピーです。
まずは、あなたの今の状態を教えてください。

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