「最近、気分が落ち込んで何もやる気が出ない…」「もしかして、うつ気味かも？」と感じた時、気分を変えようと無理に何かをしようとすることが逆効果になることもあります。うつ気味なときにやってはいけないことを知っておくことで、心の負担を減らし、回復への道をスムーズに進めることができます。
やってはいけない７つのこと
１．無理に「気合で乗り切ろう」とする
NGなマインドセット：「気の持ちよう」「頑張ればなんとかなる」
うつ状態は気持ちの問題ではなく、脳の機能が一時的に低下している状態です。無理にポジティブになろうとしたり、自分を奮い立たせたりすると、逆に疲れてしまい、症状が悪化することもあります。
どうすればいい？
「今は休むことが必要な時期」と考え、無理せず自分をいたわることを大切にしましょう。
２．自分を責める
NGなマインドセット：「こんなことで落ち込むなんて、自分はダメだ」「みんな頑張っているのに…」
うつ気味なときは、自分に厳しくなりがちです。「なんでこんな気持ちになるんだろう」と考え込むと、さらに気持ちが沈んでしまいます。
どうすればいい？
「今の自分を責めても何も解決しない」と意識し、「そんなときもある」と受け入れることが大切です。
３．SNSで他人と比べる
NGなマインドセット：「みんな楽しそうなのに、どうして自分は…」
SNSにはキラキラした投稿が溢れています。うつ気味なときにそうした投稿を見ると、「自分はダメだ」と感じてしまい、自己肯定感が下がる原因になります。
どうすればいい？
SNSをしばらく休んでみるのもひとつの方法です。デジタルデトックスをして、心をリラックスさせましょう。
４．生活リズムを崩す
NGなマインドセット：「夜更かしして気分転換」「食事を抜いてしまう」
うつ気味なときは、睡眠不足や食生活の乱れが症状をさらに悪化させることがあります。特に夜更かしは、脳の回復を妨げるため要注意です。
どうすればいい？
早寝早起きを意識する（睡眠不足はうつを悪化させる）
食事はできる範囲でバランスよく（無理ならスープやヨーグルトだけでもOK）
５．重大な決断をする
NGなマインドセット：「仕事を辞めよう」「大きな買い物をしよう」
うつ気味なときは、正常な判断力が低下しがちです。この状態で人生を左右する決断をすると、あとで後悔することも。
どうすればいい？
「本当に今決める必要があるか？」を考え、できるだけ決断を先延ばしにするのがベターです。
６．ひとりで抱え込む
NGなマインドセット：「こんなことで相談するのは迷惑かも…」
うつ気味なときは、人との関わりを避けたくなりがちですが、ひとりで抱え込むとさらに気持ちが沈んでしまいます。
どうすればいい？
家族や友人に話す（「聞いてくれるだけでいい」と伝えるのも◎）
専門家に相談する（心療内科やカウンセリング）
７．「すぐ治さなきゃ」と焦る
NGなマインドセット：「早く元気にならないとダメだ」「治るのが遅いのは自分のせい？」
うつ気味なときは、回復を急ぐとプレッシャーになり、逆にストレスが増えてしまいます。回復には個人差があり、焦ることで改善が遅れることもあります。
どうすればいい？
「少しずつで大丈夫」「焦らず自分のペースで」と考え、小さな回復を喜ぶことが大切です。
まとめ：自分を守るために「やらないこと」を意識しよう
うつ気味なときにやってはいけないことをまとめると…
うつ気味なときにやってはいけない7つのこと
- 無理に気合で乗り切ろうとする
- 自分を責める
- SNSで他人と比べる
- 生活リズムを崩す
- 重大な決断をする
- ひとりで抱え込む
- 「すぐ治さなきゃ」と焦る
一番大切なのは「自分を大切にすること」。
無理をせず、できることから少しずつ試していきましょう。
もし気持ちがつらいと感じたら、信頼できる人や専門家に相談することも大切です。
ひとりで頑張らなくても大丈夫。あなたの心を守るために、まずは「やらないこと」から意識してみてくださいね。 
コメントを残す