〜イメージがリアルになり、心地よさが広がるためにできること〜
こんにちは。
このブログを訪れてくださってありがとうございます。
あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?
「朝陽が昇るところをイメージしてって言われても、全然感じられない」
「誘導音声を聴いても、ただの言葉にしか聞こえない」
「滝を浴びてると言われても、どこにも水なんてないし…」——そして、
「私、感性が鈍いのかな…」
「こんなもの、自分には意味ないのかも」
そう思ってしまう方も、決して少なくありません。
ですが、ひとつだけ、はっきり言えることがあります。
イメージが感じられないのは、あなたに問題があるからではありません。
実は、ちょっとしたコツと理解だけで、
誰でも“イメージの中の心地よさ”を感じられるようになるのです。
そもそも、イメージ療法って何のためにやるの?
イメージ療法は、目を閉じて、言葉や音楽を頼りに
心の中に景色や感覚を描き出し、心と体に影響を与えるセラピーです。
- 緊張やストレスをゆるめる
- 自律神経を整える
- 心を穏やかにする
- 眠りを深める
- 過去の傷にやさしく触れる
など、たくさんの効果があるとされています。
でも、それらは「うまくイメージできたとき」に限った話ではないか…
そう感じてしまいますよね。
では次に、**「うまくイメージできない原因」**を見ていきましょう。
なぜイメージできない?「5つのよくある理由」
1. 「イメージしよう」と頑張りすぎている
多くの人が、“想像しなきゃ!”と力が入ってしまいがちです。
でもそれは、イメージの邪魔になります。
→ 大事なのは、“感じようとせず、ただ受け取ること”。
イメージは「つくる」ものではなく、「訪れる」のを待つものです。
2. 五感の使い方がわからない
誘導ではよく「5感を感じてください」と言われますが、
実際にそれがどういうことかわからない方も多いです。
→ たとえば「滝を浴びる」というシーン。
- 見る…水の粒が光っている
- 聞く…ザーッという音が耳を包む
- 感じる…冷たくて力強い水が肩にあたる感覚
- 匂い…水のしぶきに含まれる岩と森のにおい
- 味覚…空気が冷たくて、口に入る水の冷たさ
これくらい細かく描写すると、リアリティが急に増します。
3. 自分に合う雰囲気を見つけてみる
イメージの世界に入りやすくするために、環境の「雰囲気」づくりはとても大切です。
- 誘導のBGMが合わないと感じたら、自分の好きなヒーリング音楽に差し替えて聴く
- 自然音だけで試してみる(鳥の声、川の音など)
- あるいは、別のセラピー的アプローチ(マインドフルネス、香りを使ったアロマ誘導、体感重視の瞑想など)に一時的に切り替えて、リラックスを優先する
「これなら入りやすいかも」というあなた自身の“入口”を見つけることで、イメージの感受性が少しずつ開かれていきます。
4. 日常にイメージの“訓練”がない
イメージ力は特別な能力ではなく、普段の生活でも育てられるものです。
→ 普段から「香りを味わう」「景色を記憶に残す」「空気を感じる」
そういった体験を意識するだけで、自然とイメージは豊かになります。
5. 体や心に“余白”がない状態
体がこわばっていたり、頭が忙しすぎたりすると、
どんなに素晴らしい誘導でも、イメージは届きにくくなります。
→ まずは深呼吸をして、軽く肩や首をほぐす。
→ 手のひらを感じたり、足の裏を感じたりするだけでもOKです。
身体感覚が開くと、イメージも入りやすくなります。
では、どうすれば気持ちよさを感じられるのか?
🔹Step 1:ひとつの感覚だけに集中する
「5感すべてを感じよう」と思うと難しいので、まずは1つだけに絞ります。
🌞朝陽の“肌ざわり”に集中してみる。
☀️「ひんやりした空気の中で、肌がじんわり温まる感じ」見ようとしなくていい。
聴こうとしなくていい。
肌の“その1点”に意識を置いてみてください。
それだけでも、脳は「今ここ」を感じるようになり、
心地よさの入口が開きます。
🔹Step 2:記憶を使う
「以前に朝陽を浴びて、気持ちよかったとき」
「夕暮れの風が気持ちよかったとき」そんな記憶を先に思い出してから、イメージに入ると、
実感がぐっと深くなります。
実際の体験を“呼び水”として使うのは、とても有効な方法です。
🌼まとめ:イメージ療法は、感じるものではなく、育てていくもの
最初からうまくできる人はいません。
そして、イメージ療法の効果は、感じ方に“正解”があるわけでもありません。
大切なのは、
「なんとなく、こうかな?」を大事にすること。
「わからないなあ」も、立派な“今の感覚”として受け取ること。
あなたの中には、すでに豊かな感覚とイメージの種があります。
焦らず、やさしく、少しずつ。
それを育てていく時間こそが、心を整えていく旅になるのです。
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